群馬県高崎市は、市内の大学のキャンパス内に学生向けのワクチン接種会場を設置しました。市町村が大学に出向き、学生向けに接種を行うのは県内では初めてです。
高崎経済大学で21日から夏休みが明けたのに合わせて高崎市は、キャンパス内に臨時のワクチン接種会場を設けました。高崎市に住民票を置いていなくても学生証と接種券を提示することで接種を受けることができ、県外出身の学生でも接種が受けられるよう設置されました。
21日は事前に予約を済ませたおよそ300人が1回目の接種を受けました。ワクチンは市が保有するファイザー社製が使われ、市が医療従事者を確保し、派遣しています。
この会場では、10月中旬までに高崎経済大学の在校生およそ4000人のうち、623人が接種を受ける予定です。
市の保健総務課によりますと、市内の他の大学や専門大学などでも、同様の方法で接種会場を設置するか希望を募っているということです。